2014年5月14日水曜日

Little Nemo in Slumberland


先日姪から ”Little Nemo in Slumberland ” の翻訳版が出たと教えてもらって買いました


 20世紀初頭のニューヨークヘラルド紙に連載された ウィンザー・マッケイの漫画です
ニモ少年が夢の中で、夢の国の王様の使者達と冒険をする話ですが、いつも大ピンチで目が覚めます
たいがいベッドから転がり落ちているのですが....
アールデコ風な美しい色彩と精密な絵で思わず引き込まれてしまいます

30数年前、勤務していたアニメーション会社で、この漫画の映画化が始まりました

国内外から著名なアーティストが参加し、大掛かりなプロジェクトでしたが、できた映画は大成功という訳には行きませんでした

いちどテレビで放映されましたが、いまではDVDも手に入りにくい状況です

英語版は You Tubeでみられますが...

なんで、今翻訳本が出版なのか?

漫画の中では言葉は 簡単な英語で、ほんのト書きのように書かれています
絵だけ見ても分かるのですが、日本語になっていると、より身近に感じます

日本語版のDVDもでないかな〜〜

プロジェクトのはじめの頃、パイロットフィルムが作られました
最終的には3本作られましたが、最初のが一番好きでした

夢のなかで、ニモ少年を乗せたベッドが夜空を飛ぶシーンです
ワーグナーのローエングリン 第3幕への前奏曲が高々と鳴り響き、疾風のようにベッドが飛ぶ きのうのことのように覚えています

アニメーションの現場はおもしろかったな!



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